ロードバイクの掃除 - ORBEA Orca号
輪行してそのまま洗車の巻
ある夏の日曜日、ヒルクライム訓練として数名で秩父へ行ってきました。
帰りは輪行だったので、組み立てがてら洗車をと思い自宅までそのまま(乗らずに)運んだのですが...
"様々な障害"が重なり2日間放置してしまいました。
そんな横着者のハウツーというよりは備忘録的な内容となっています。なお、クリーナー系以外はスーパーなどで手に入る掃除用具を使用しています。
まずはホイールから
輪行袋を開けたらフレームは倒れないようにひっくり返しておき、先にホイールを掃除します。
汚れの激しい部分から順に掃除していくのが鉄則です。(汚れた洗浄液が他の部分に飛び散るため)
ということでスプロケットから。
ディグリーザーと呼ばれる油汚れ落としを使います。スプレー噴射の威力で吹き飛ばすような使い方が楽ですが、その分消費量は多くなります。
全体に吹きかけたらブラシでこすりましょう。毛が固めのものが使いやすいです。ただただ油汚れで真っ黒になるので、使い古しの風呂ブラシで十分ですね。ブラシでこすった後は浮いた汚れを再度ディグリーザーで吹き飛ばします。
※タイヤやリムは変質したりグリップが弱まる恐れがあるので、なるべくかけないようにしましょう。
だいぶ綺麗になりました。走れば油は付きますので、ここでは砂塵が落ちているかだけチェック。
次はリムとタイヤを掃除します。ポツポツとした汚れは走行中に飛び散ったチェーンオイルでしょう。塗布量が多すぎるのか?もっとウェットなタイプなら飛び散らないのか?段差などの衝撃があれば致し方ないのか?は謎です。
こちらにはバイクウォッシュを使用します。(ディグリーザーほど油汚れに特化しておらず、塗膜を痛めたりもしないので家の壁紙など様々な箇所に使用できます。)直接吹き付けた後にクロス(布)で拭けばおおよその汚れは落ちます。
因に、クロスはスーパーで8枚400円のものを購入。ちゃんとマイクロファイバーになっており、激しい汚れ用・そこそこの汚れ用・拭き上げ用の3枚体制で使い分けています。
ハブおよびスポークもクロスにバイクウォッシュを染み込ませて拭き取ります。
こういうロゴの入った部分は特に丁寧に拭き上げましょう。こういうところが綺麗かどうかで自転車乗りのお里が知れると言います。
リアホイールに対してフロント側はあまり油汚れが付きません。こちらはリムだけ拭いてあげれば十分でしょう。
次はチェーンまわり
ホイールが綺麗になったらフレーム側の駆動系パーツに移りましょう。
チェーン掃除にもディグリーザーが使えるのですが、私が使っているオロンタスというメーカーのチェーンオイルにはセットで使えるクリーナーがある為そちらを使用しています。(洗浄後、クリーナーを拭き取らずともそのままオイルの塗布が可能とのこと)
また、スプレー式のクリーナーだと噴射の勢いでフレームに汚れが飛び散りがちなので、調節しやすい手押しポンプ式?の方が個人的には好きです。
輪行で使ったリアエンド金具がチェーンを受けているので、クランクを回しながら作業することができます。(勢い良く回しすぎるとチェーンが痛むので注意)
歯ブラシ(これも使い古し)でチェーン内側の汚れをかき出し、クロスで拭き取って行きます。
真っ黒だったチェーンが銀色に戻ってきたら完了です。
チェーンリングとプーリー
チェーンと接するこれらの歯車もオロンタスのクリーナーで拭き取っています。汚れが凝固してしまっている場合はディグリーザーを吹き掛けてブラシでこするのが良いでしょう。
インナーとアウターの間にクロスを挟んでゴシゴシすると手の届かない汚れも良く落ちます。一方が綺麗になったらチェーンを掛け替えてもう一方も掃除。
プーリーはクロスを当てがいつつクランクを回せばあっという間に掃除完了。
プーリーもこびり付きが酷い場合はブラシを使いましょう。
チェーンリング、プーリーともに綺麗になりました。
これで油汚れの掃除は完了です。大事なフレームに触る前に一度手を洗っておきましょう。
お待ちかね、フレーム
いよいよフレームの掃除に入ります。
バイクウォッシュを吹きかけてクロスで拭き上げます。ダウンチューブの裏側は先にスポンジで軽く汚れを落としてからクロスを使った方が安全です。
というのも、こちら側は泥汚れが多いのでいきなりクロスでこするとフレームに小傷が付いてしまいます。
ブレーキは隙間に砂埃が溜まっているのでブラシを使用します。フレームを傷付けないよう柔らかめのもので。
フロントディレイラーも同様です。
ちなみにブラシは風呂用で毛がソフト・ハードとなっているものを使っています。
一通り汚れが落ちたら仕上げにつや出し剤を塗布し、綺麗なクロスで拭き上げます。
ピカピカ!
仕上げに
ホイールを履かせ、チェーンにチェーンオイルを注します。オロンタスのオイルは1コマごとに注入していく感じです。スプレー式であれば周りに飛び散らないよう、裏側に布などを当てがいながらチェーン全体に吹き掛けていきます。
また、今回は画像が無いのですが最後にブレーキ、ディレイラー、ペダル、ワイヤー等の可動部に注油をしましょう。それ用にはメンテルブというものがあります。
あれこれ使う物が多くて大変なので、私はこのように「お掃除セット」でひとまとめにしています。
以上、2018年夏の洗車事情でした。