HERCULESのバイオリンスタンドはエレキにも対応
ギターの世界では"ヘッドの自動ロック機構"でお馴染み、HERCULES(ハーキュレス)のスタンド。
近々ライブでエレキバイオリンとアルトサックスの両刀使いを実現するため必要になったのだが、サックスはいいとして問題はバイオリンだ。
エレキバイオリンは大抵が変形楽器で、私が使っているのも例に漏れずNS Design*1のWAVというシュッとした(ヘッドレスで胴体も小さい)モデル。
吊るにはヘッド回りの引っ掛かり(ペグなど)が少ないし、下から支えて立てようにも"尻"が無いから難しそう…といった不安を抱えつつ、最悪メルカリ送りにでもするつもりで購入してみた。
ひとまず開封
それぞれ持ち運び用に不織布の袋が付属、バイオリン用は小物トレーも付いており、これは松脂などを置くためのもの。
広げるとこんな感じ。
アルト/テナーサックス用
特に問題なし。
どのメーカーも大体この方式ではないだろうか。ベルを下から支えてホールドする。
なお、オプションのアタッチメントでソプラノサックスなどを立てられるようにすることも可能。
HERCULES スタンドピン/アダプター ソプラノサクソフォーン/フリューゲルホルン兼用 DS503B
- 出版社/メーカー: HERCULES
- メディア: エレクトロニクス
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バイオリン/ビオラ用
ギタースタンドのようなロック機構になっている。これにヘッドレスの楽器が引っ掛かるのか…
引っ掛かった。
手で触ってみても手前にずり落ちるといったことは無さそう。
裏から見た図。
弓はこのT字のバーに引っ掛ける。
ついでに、エレキでない普通のバイオリンも試してみた。これが上手くいかなければ元も子もないのだが。
実は後から気付いたこととして、今回伸縮部分を最大に伸ばしているが(ビオラ対応状態?)少し縮めて脚のスポンジ部分に楽器の尻が乗るようにするのが正解だったかもしれない。
とりあえずサックスもバイオリンも安心してステージで使うことは出来そうだ。
バイオリン/ビオラ用
アルト/テナーサックス用
*1:ヘッドレスギター/ベースで有名なSteinberger(スタインバーガー)のネッド・スタインバーガー氏が立ち上げた弦楽器ブランド。
ロードバイクで福島県半周 - 3日目・いわき〜郡山
福島県右半分ツーリング3日目、今日の移動はいわき~郡山なのだが…
おはようございます、雨です。
Stage 3 - いわき~郡山 ※DNS
JR磐越東線「いわき」~「郡山」
所要時間:1時間40分
運賃:1,660円
輪行で郡山へ帰る
雨の中ツーリングしてもただの苦行となってしまうので、早々に自走は諦め電車を調べる。不幸中の幸いとしては、今日がちゃんと電車で繋がっている区間だったこと。
電車で繋がっていると言っても本数は多くないので、しばらくいわき駅周辺で時間を潰す。
レトロな車両から見るレトロな風景。
本来は国道49号線をひたすら北東に進むルートを考えていたが、車窓からの景色を見ると線路沿いの道(県道未満)という手も使えそう。こちらの方が楽しそうなので次の機会があればルートを考えてみよう。
福島県右半分ツーリングを終えて
自画自賛になるが単調すぎずキツすぎず、ロードバイクの楽しみが詰まった良ルートだったように思う。最終日はもし自走していたら単調気味になっていた可能性が高いので改善の余地ありか。
次は県の左半分(猪苗代・会津・喜多方あたり)ツーリングか、郡山~いわき間リベンジか…開拓の余地は残されている。
《ロードバイクで福島県半周》の記事一覧
ロードバイクで福島県半周 - 2日目・相馬~いわき(2/2)
福島県右半分ツーリング2日目(相馬~いわき)その2。
浪江駅でJR常磐線の代行バスに乗り込み、帰宅困難区域(自転車は走行不可)を抜け富岡駅に向かう。
この区間の国道6号線は時速50kmに制限されており、車窓からは外の様子がよく見える。
一時帰宅などで手入れされている建物以外は廃墟と化しており、住民は誰もいないのにあちこちに警察官が立っているのが物々しい。
Stage 2 Part 2 - 富岡~いわき
富岡駅からは国道6号線を南下する。途中でトンネル回避のため一部6号線を外れるがさほど遠回りにはならない。
30km地点で6号線が内陸側に折れるが、我々は県道382号線に分岐しそのまま海沿いを走る。夏井川にぶつかったところで河川敷を西に進めばいわき市街に到着する。
富岡駅
30分ほどバスに揺られたのち到着。
この駅も震災後に建て直されたものだ。併設の売店兼軽食屋でカツカレーを食す。
駅前ロータリーでは10名ほどのロードバイク集団(揃いのビブスを着ていたので恐らく何かのイベント)と遭遇、我々がやって来た浪江の方に向かうようだ。
国道6号線を南下
前半ルートに比べるとアップダウンが多いが、道なりに進みさえすればいわきに辿り着くというのは国道の便利なところ。ただ海風なのか天候なのか、終止風が強かった。
Googleマップで長めのトンネルを確認していたので、18km付近では回避のため一度脇道に逸れる。蛇行しているが基本的には6号線と並行する道だ。
石垣や古いトンネルがあったりするので、脇道と言っても元々はこちらが本線(街道)だったのかもしれない。 鬱蒼とした杉林や長閑な田園風景がもたらすアドベンチャー感が楽しめる。
山間部を抜け海岸へ
4kmほどで再び6号線に合流。景色も開け、ここからはしばらく海沿いを走る。
久之浜海岸。海水浴場になっており、湘南を彷彿とさせる。そのまま進むと27km付近にも長いトンネルがあるので再度迂回。
30km地点から6号線は内陸側にカーブしていくが、今回は県道332号線へ分岐し更に海沿いを行く。
5kmほど南下を続けると夏井川にぶつかるので、いわき市街を目指し河川敷(夏井川サイクリングロード/通称夏サイ?)を西へ進む。
夏サイでいわき駅から2〜3kmほどのところまで接近できる。
いわきに到着
本日の宿に到着。いわき駅からほど近い松ヶ岡公園の中に位置する旅館。
チェックイン(16時)直後に風呂を開けて頂けたのですぐに入浴。2日目ということもあり、昨日と比べ身体へのダメージが蓄積している。(後半はずっと強風に晒されていたので尚更)
昨日と同じく宿内のランドリーでウェアを洗いつつ、いわき駅近辺で夕食とする。
明日はいわき〜郡山への帰路。再度、阿武隈高地越えを敢行することとなるが身体の調子はいかがなものか。
3日目に続く。
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ロードバイクで福島県半周 - 2日目・相馬~いわき(1/2)
福島県右半分ツーリングの2日目、今日の移動は相馬~いわき。
基本的には国道6号線沿いを南下していくのだが、途中で原発事故に伴う帰宅困難区域を通過する。
6号線における帰宅困難区域は…
- 自動車は通行可(ただし駐停車および車外に出るのは禁止)
- 二輪車や軽車両、徒歩での通行は不可
よって自転車は通行することが出来ない。
そのため、今回は間にバス輪行を挟む2部構成となる。
※同区域を通るJR常磐線が「浪江駅」~「富岡駅」間で不通となっており、両駅を結ぶ代行バスが運行されている。
Stage 2 Part 1 - 相馬〜浪江
相馬からまっすぐ国道6号を走ることも出来るのだが、どうせなら海沿いをと思い県道74号線および260号線を行く。40kmほど南下したら内陸の浪江駅に向かい、バスに乗り込んでPart 1は終了となる。
沿岸部へ向かう
6時起床・7時出発。
10時30分に浪江駅を出る代行バスに乗るため、余裕をみて早めの活動開始。
相馬市街を抜けると平坦路が続く。道が綺麗なのは補修したのか新しく作ったのか。その後多少のアップダウンを挟み沿岸部へと出る。
津波の跡、海沿いを南下
「復興」がどんな様子か興味があったのだが、一度津波にさらわれ更地となったエリアは…
メガソーラーになっているか…
風力発電をしているか…
何も無いか。
この風景に思うところもあるが、サイクリスト的には空の広さと道の綺麗さが一級品。また、道幅の割に車通りがほとんど無いため非常に走りやすいのも魅力。
復興っぽいもの(引き続き南下)
25kmほど進んだところで大規模な建設現場を発見。
「福島ロボットテストフィールド」なる施設を作っている模様。竣工した暁には災害時に活躍するロボットの開発拠点になるとのこと。
協賛企業のスポンサードの下、クロマツの防災林を育てている。どの区画がどの企業のものかを示す看板も立っており、定期的に拡張している様子。
アップダウンがあるとほぼ必ず設置してある「津波浸水区間」を示す標識。この標識よりも高い所だけ、昔ながらの民家などが建っている。
浪江に到着
平坦基調で風も吹いていなかったため、すんなりと目的地に到着。
駅前通りだが人気が無い。補給食も調達出来そうにないのでそのまま駅に直行。
震災以来崩れたままになっているのであろう建物がちらほら見受けられる。
浪江駅。この駅舎は震災後に建て替えられたもの。
代行バスの乗車には駅で浪江〜富岡間の切符(410円)を買い、富岡駅で駅員に渡す。バスは運転手と添乗員の2名のスタッフで運行しているが、こちらが輪行であることを見て取って2台を荷室へ、1台は座席の通路へ置くよう案内してくれた。
なお、電車からバスへの乗り換え客はそれなりにいるようで、我々が乗ったバスもほぼ満席となった為、早めに並んでおくのが吉か。
30分ほどバスに揺られ、次は富岡駅から再スタート。
Part 2に続く。
《ロードバイクで福島県半周》の記事一覧
ロードバイクで福島県半周 - 1日目・郡山~相馬
ゴールデンウィーク前半は友人ら3名で福島県内ツーリングに出掛けた。
1日目:郡山〜相馬
2日目:相馬〜いわき
3日目:いわき〜郡山
Stage 1 - 郡山〜相馬
郡山を出発、北上し経由地点の福島市から西は山越えへ…中通りから浜通りへ移動し相馬で一泊する。
郡山から福島までは国道4号線を使うのが単純かつ最短だが、車通りが多いため極力旧道および阿武隈川沿いを行くルートとした。
旧奥州街道を北上
最初の県道355号(旧国道4号/奥州街道)沿いは古くからの日本家屋や史跡が点在。郡山市内はいかにも旧街道といった町並み。片側1車線で市街地を抜ければ車通りも多くない。
阿武隈川と合流
郡山駅から13km行くと阿武隈川に合流する。ここからは川沿いに走るのだが、車通りはほとんど無くほぼサイクリングロード状態である。
東京で走っていた荒川サイクリングロードよりも川に接近するため、迫力ある景色と川のせせらぎが気持ち良い。
国道4号をさらに北上
12kmほど進むと阿武隈川が西へ蛇行するため、ここからは現国道4号線を北上。片側2〜3車線かつ車通りも多く、ところどころ歩道を走る。
20kmほど走ったところで再び阿武隈川と交差、橋の上から福島市街を眺む。
福島市に到着・休憩
ここまでで45kmほどの行程。中間地点の福島駅周辺で昼休憩。
サイクリスト向きのおしゃれなカフェといきたいところだが、予習不足のため駅ビルのドトールに入店。
西へ向かい山の中へ
再出発後は中通り・浜通りを隔てる阿武隈高地へ突入し、ひたすら西を目指す。相馬までの残り50kmで2ヶ所の登りが控えるのだが、断面図を見る限りは1つ目のプチ登りと2つ目のガチ登りといった組み合わせ。
1つ目のプチ登り、登坂高度は170mと小さいのだが斜度がきつく一部自転車を降りて押す…押しても尚重い。一同、この後のガチ登りを想像して戦々恐々とした空気に包まれる。
と思いきや、2つ目(15kmで400m登る)は一定の斜度を淡々と登ってクリア。最悪半分くらい押すことになるのでは…とまで恐れていたが、断面図の山型の印象とキツさは必ずしも一致しないものである。
本日の登りはこれにて終了、後はダウンヒルして下りきった先が相馬市街だ。
下ってきた道。杉林と夕日が美しい。
相馬に到着
日が暮れかけた頃、目的地に到着。
本日の宿
併設のコインランドリーでウェア類を洗い、近場ステーキを食べ、湯に浸かり明日に備える。(荷物を極力減らすためウェアは一張羅とした)
ちなみにこの日は「リエージュ~バストーニュ~リエージュ」が開催されていたのでスマホでチェック…と行きたかったが途中でぐっすり就寝。
2日目に続く。
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ホテルのTVでロードレース中継を観る - Fire TV Stick
先日開催されたベルギーのクラシックレース「フレッシュ・ワロンヌ」ではジュリアン・アラフィリップが連覇を果たした。
ここ最近の彼の強さには目を見張るものがあるし、来年は是非東京五輪で金メダルを狙って欲しい。個人的には断然優勝候補だと思うが、懸念といえば時期が近いツール・ド・フランスとの兼ね合いだろうか…フランス人なので特に。
出張中のロードレース観戦スタイル
今週後半は宇都宮へ出張だったので、上記のフレッシュ・ワロンヌはホテルの部屋で観戦。こちら(福島)に来てから出張が増え、AmazonのFire TV Stickがとても重宝している。
Wi-Fi環境下でこの端末をテレビのHDMI端子に挿せば、Prime VideoだったりYouTubeだったりが観られるようになるというアイテムだ。なお、GoogleからもChromecastという似たような製品が出ている。
これを使うことでホテルのテレビでもロードレース(J SPORTSオンデマンド)を観ることが出来る。
本体はUSBメモリに毛が生えたくらいのサイズ感で、リモコンはスマホアプリでも代用可能。全く嵩張らないので最近の「全室Wi-Fi完備」のビジネスホテルに"とりあえず"持って行くにはうってつけなのだ。そして…
J SPORTS オンデマンドの公式アプリが提供されている!
目ぼしい大会と出張が重なったらタブレット持参かと思っていたのだが、これは嬉しい誤算であった。おかげで、出張先のホテルでは映画もロードレースも観られるので暇潰しには事欠かない。
ホテルのWi-Fiであれば自前のWiMAXの通信量を食わないのも地味に嬉しいポイントである。
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