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元埼玉県民が福島県でロードバイク生活を送る

ロードバイクで福島県半周 - 2日目・相馬~いわき(1/2)

福島県右半分ツーリングの2日目、今日の移動は相馬~いわき。

基本的には国道6号線沿いを南下していくのだが、途中で原発事故に伴う帰宅困難区域を通過する。

6号線における帰宅困難区域は…

  • 自動車は通行可(ただし駐停車および車外に出るのは禁止)
  • 二輪車や軽車両、徒歩での通行は不可

よって自転車は通行することが出来ない。

そのため、今回は間にバス輪行を挟む2部構成となる。

※同区域を通るJR常磐線が「浪江駅」~「富岡駅」間で不通となっており、両駅を結ぶ代行バスが運行されている。

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Stage 2 Part 1 - 相馬〜浪江

相馬からまっすぐ国道6号を走ることも出来るのだが、どうせなら海沿いをと思い県道74号線および260号線を行く。40kmほど南下したら内陸の浪江駅に向かい、バスに乗り込んでPart 1は終了となる。

 沿岸部へ向かう

6時起床・7時出発。

10時30分に浪江駅を出る代行バスに乗るため、余裕をみて早めの活動開始。

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相馬市街を抜けると平坦路が続く。道が綺麗なのは補修したのか新しく作ったのか。その後多少のアップダウンを挟み沿岸部へと出る。

津波の跡、海沿いを南下

「復興」がどんな様子か興味があったのだが、一度津波にさらわれ更地となったエリアは…

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メガソーラーになっているか…

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風力発電をしているか…

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何も無いか。

この風景に思うところもあるが、サイクリスト的には空の広さと道の綺麗さが一級品。また、道幅の割に車通りがほとんど無いため非常に走りやすいのも魅力。

復興っぽいもの(引き続き南下)

25kmほど進んだところで大規模な建設現場を発見。 

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「福島ロボットテストフィールド」なる施設を作っている模様。竣工した暁には災害時に活躍するロボットの開発拠点になるとのこと。

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協賛企業のスポンサードの下、クロマツの防災林を育てている。どの区画がどの企業のものかを示す看板も立っており、定期的に拡張している様子。

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アップダウンがあるとほぼ必ず設置してある「津波浸水区間」を示す標識。この標識よりも高い所だけ、昔ながらの民家などが建っている。

浪江に到着

平坦基調で風も吹いていなかったため、すんなりと目的地に到着。

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駅前通りだが人気が無い。補給食も調達出来そうにないのでそのまま駅に直行。

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震災以来崩れたままになっているのであろう建物がちらほら見受けられる。

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浪江駅。この駅舎は震災後に建て替えられたもの。

代行バスの乗車には駅で浪江〜富岡間の切符(410円)を買い、富岡駅で駅員に渡す。バスは運転手と添乗員の2名のスタッフで運行しているが、こちらが輪行であることを見て取って2台を荷室へ、1台は座席の通路へ置くよう案内してくれた。

なお、電車からバスへの乗り換え客はそれなりにいるようで、我々が乗ったバスもほぼ満席となった為、早めに並んでおくのが吉か。

30分ほどバスに揺られ、次は富岡駅から再スタート。

Part 2に続く。

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