"かき氷と峠を味わう"真夏の秩父サイクリング(飯能〜秩父〜寄居)
埼玉の誇るツーリングの名所、秩父
このお盆休みは9月にツール・ド・東北なる"遠征"が控えていることもあり、自転車旅行は節約を意識した日帰りサイクリングになりました。 最大の目玉は長瀞にある「3時間並ぶという噂のかき氷」...それをモチベーションに峠でヒルクライムを頑張るというアメとムチ作戦です。
【今回のルート】
※クリックでGoogleマイマップが開きます
走行距離:68km(飯能駅から寄居駅まで) 難易度:★★★ 貧脚には山伏峠で頑張りが必要
やっぱり涼しい、山の中
今回の旅は飯能駅から。
私は自宅から30kmほどの自走です。 恒例の駅前ドトールで待機後アスヤ君と合流。
駅前から北西へ向かい入間川を渡ると、次第に景色が住宅地から"山"へと変わっていきます。
最短コースである国道299号線は交通量の多さや路面の悪さ等...自転車乗りからは悉く不評。そのため県道70号線および53号線で南側から迂回するルートをとりました。
これが当たりでこちらの道には車がほとんどおらず、緩やかな登りを気持ち良く走ることができます。
結構キツかった、山伏峠
70号線から53号線に入り数キロ走った頃から少し様子が変わってきました。山伏峠を頂とする登りに差し掛かると2人とも一気にペースダウン。息を切らし休み休み登って行きます。(ツーリング主体の我々には登坂力が無いのです。) このペースでは昼食時間が...などと考えていた時、突如山伏峠の頂上に到達。
道路脇に立てられた看板だけが坂の終わりを告げ、その先は下り坂が続きます。
下り坂の途中で道が二手に分かれ、看板を右に行くと正丸峠に向かうことができます。また登りですが頂上まで1kmと近く、脚も回復していた為さほど苦にせず登れました。
何も無かった山伏峠に対し正丸峠では峠らしい眺望が楽しめます。
また、奥村茶屋という食事処がありこちらで昼食に。味噌味の豚丼と言った感じの「正丸丼」を頂きました。
ひたすら下り、秩父市街へ
正丸峠へ登ってきた道を引き返し、先ほどの看板を左へと下っていくと国道299号線「正丸トンネル」の終わりに合流します。(このトンネルも自転車には相当危険らしい)その後は秩父市街まで299号線を走ります。これまでと比べてやはり交通量が多い。
そしてこの辺から気温も急上昇。市街地に入る頃にはジリジリと真夏らしい暑さに。山の中は涼しかったんだなぁ。
秩父駅に到着。急激な暑さに飲み物を切らしてしまったため補給。土産物屋などが複合した施設になっており、中はかなり混雑しています。
秩父が舞台のアニメ「あの花〜」をしっかり町おこしに利用しています。売店にはちょっと強引な感じのグッズも...。
自転車乗りのブログによく登場する画。
★あの花プチ聖地巡礼★
秩父駅近辺にはいくつかアニメに登場したスポットがあります。せっかくなので分かりやすそうな場所を見物に行きました。
【定林寺】
偶然にもレイヤーさんの撮影現場に遭遇!「撮ってる風景を撮ってもいいか」というややこしいリクエストにも快くOKしてくださいました。
【旧秩父橋】
メインビジュアルにも使われています。欄干の上に立って記念撮影したら炎上するよね...
美味すぎる、天然氷のかき氷
アニメ的聖地の次はかき氷の聖地、長瀞に向かいます。秩父市街から20〜30分ほど飛ばしてお目当ての阿左美冷蔵に到着。3時間待ちという噂でしたが、午後4時近かったためか行列は40分ほど。迷わず列に加わり・・・
一口食べて今までの人生で一番おいしいかき氷だと分かりました。
日本で3カ所しか作っていない天然氷だとか、和三盆糖を使った秘伝の蜜が「氷の味」を引き立てているとか、そういったことを抜きにしても美味い。
店内(外?)もご覧のように良い雰囲気です。席はこの庭のような場所だけではなく屋内にもありました。
アメとムチが程よい日帰り旅でした
さて、絶品かき氷に満足したら再び自転車を走らせ寄居駅へと向かいます。秩父市街以降はごく緩やかな下り基調になっているのでとても快調に進みます。寄居駅に着いたら自転車をパッキングして東武東上線に乗車。この路線が池袋まで通じています。
本日のトリップタイムは約10時間。8時〜18時の旅といったところです。 現在の脚力的にはそこそこの歯ごたえもありつつ、それを乗り越えた後は快調に漕げる良ルートでした。距離的にも近いので定期的に走りに行きたいです。