サイクリスト向き?スマートウォッチ - Pebble Time
サイクリングがスマートになるウォッチを求めて
去る8月末にPebble Timeというスマートウォッチを購入しました!ロードバイクに乗る時用に欲しくなって買ってみたのですが、なかなか便利に使っています。
「Pebble?初めて聞く名前だ」という方も多いかもしれません。
なぜ購入に至ったかと言うと...
ロードバイクには(見た目的に余計な)スマホホルダーは付けたくないなぁ。でも地図は見たいなぁ。
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スマートウォッチで地図を見れば良いんじゃ?
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Apple Watch値段が高い!Android Wearは(スマホがiPhoneなので)使えない!
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PebbleとかいうスマートウォッチがiPhone、Android両方対応してるらしい!!
といった具合です。 購入から2ヶ月ほど経ち、なんとなく使用シーンが定まってきたので紹介してみたいと思います。
Pebble Timeを買って良かったこと
1.スマホを取り出さなくても地図を確認できる
これが一番の目的でした。
使用しているのはMaptasticというアプリ。現在位置がリアルタイムで表示され、拡大/縮小・表示範囲の移動も行えます。また、マップデータはGoogle Mapsをはじめ、OpenStreetMapやMapQuest等に対応しています。
スマホと比べると地図の表示範囲はかなり狭いですが、ある程度大きな道路を走る場合はこれだけで目的地に到着可能!
ただし、入り組んだルートでは時々スマホの地図で交差点を確認したりもしています。
※ちなみにナビゲーション機能はありません
2.走行中にメールやLINEの通知が見られる
買う前はあまり気にしていなかったのですが、集団で行動する際にとても便利です。 集合場所に向かう途中での「遅刻」や「到着した」等の連絡、ライド中にパンク等のトラブルで遅れた仲間からのSOSをいち早く確認できます。
さらにAndroid端末を母艦とする場合は、定型文を登録しておきPebble側で返信も可能なようです。(残念ながらiPhoneでは返信できません。)
※Pebbleは初期状態では日本語表示に対応していないのでこういったサイトを参考に言語パックを入れる必要があります。
3.スマホで地図を表示し続けるより省電力
スマホ本体をマウントして地図を表示していると、iPhoneの場合で3時間保つかどうかだと思います。
対してPebbleは画面の消費電力が少なく、朝から晩まで地図を表示し続けても全く問題なし。1日どころか5日に1回くらいしか充電はしていません。
また、母艦のスマホはスリープ状態(画面が消えている)にしておけるので、こちらも1日のライド中に充電する必要はありません。
4.アウトドアに向いている
これは他のスマートウォッチとの比較なのですが、Pebbleは反射型(発光していない)液晶を使っているため、外光が明るいほど画面が見やすいです。(他のスマートウォッチだと直射日光の下では液晶が見辛くなるようです)
また、15気圧防水なので雨に降られても全く問題なし。ベルトも付属のものがシリコン製なので汗をかいてもすぐ洗うことが出来ます。
アプリとしてはSwarm(チェックインアプリ)やTripAdvisorのPebble版が用意されており、特にSwarmは最少2クリックでチェックイン出来るのでおすすめです。
Pebbleを選択する上での注意点
Pebbleの良いところを色々と書きましたが、弱点もあります。 まず上で利点として書いた液晶ですが、逆に言えば発光していないので暗いところでは見えないです。
一応バックライトも付いているのですが、モーション(腕を振ったり)での点灯は路面からの振動を拾ってしまい、ボタンでの点灯は面倒臭いという使い辛さ。
他にはマイナー故に企業が作った高品質なアプリが少ない、画面の解像度が低い、タッチパネル非対応(グローブのことを考えると逆に物理ボタンは利点?)等があります。 また、iPhoneに対応はしているものの、上記日本語パックの導入にはAndroid端末が必要だったり、Androidでしか設定出来ない項目があったり...iPhoneユーザーには若干不利な面もあります。
以上、Pebble Timeを2ヶ月ほど使ってみてチャリダー的に感じたことでした。 スマートウォッチ自体まだ各社手探りな中、約$200で購入出来るPebble Timeはギリギリ「試しに買ってみる」ことが出来る範囲ではないでしょうか。 実際、ロードバイクでのライド中に地図が見たいという目的は現時点でしっかりと果たしてくれているので、少なくともアウトドアユースではベストな選択だと思います!